アマノジャックなイジリアンのDAXと申します。CS系のMDやCTが大好きです、21年からはCT125に夢中でFBも始めました。

2011年01月

Fホイール交換④

この作戦も長期化し、09年10月に入りました。
 
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いよいよ試乗したが、電気式メーターに比べ機械式は上の方では5㌔以上も遅めに表示する、どちらが正確なのかは不明(爆)。それよりもピッチングが出るのだ、タイヤが真円になってなく縦にに5mmほど偏芯していた。タイ製のリムは精度が悪いが縦振れは2mm以内だったはず、ミシュランのタイヤ自体が悪いのか?、ビートが硬く何回も脱着を繰り返したので偏伸びしたかも??。ビート耳の滑りを見直しエアを入れ直し調整するも上手くない、メーターは普通に動いたので多少の誤差は気にせず作戦成功とした。
 
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今度はクリック後輪用のIRC80/90-14に交換してみた、結果的に2mmの偏芯は残り、リムの精度不良と結論付けた、45㌔前後でピッチングが出て実用に耐えない。前輪に使うには無理がある、慣れの問題ではない、バランサーに掛けたら少しは直るだろうが・・・。
 
その後何度も組み直したデカ銅鑼だが上手くなく、元々からスポーク角度と長さに無理があったので、2交差の試作ホイール自体を破棄する事にした。リムは精度が悪いのでバラし別の新品で組もう、機械式メーターは新ホイールが組めるまで保留とし外してしまった(涙)。
 
さて実測すると1交差組みにするには、10番の86mm位のスポークが必要だ、自分でネジ切りを行うつもりで、地元の古そうな自転車屋を数件調べたが、転造ネジ切り工具がない!偶にあっても望むピッチ駒が無く意味なし。ネットでも調べ尽くしたが、以前にチェックしていた業者は休業していた。

最後の手段と有名なF店に問い合わしたが、8・9番サイズしか受けないらしい。10・11番サイズが希望なので八方塞だ、お店からはニップルごと9番で仕上げるように助言された。さてどうした物か・・・再度エアブレのリム穴に9番ニップルが入るか検証してみた、すると
9番ニップルでも入るじゃないか♪、ってか9番が正解で今までが10番と思い込んでいただけだったのだ。CB175前輪スポークは1O番で9番異径ニップルだったし、これなら9番の段なしでオーダーできるな。
しかし短い上に太いスポークだとしなりが無く硬い乗り味に成りそうだ、まあ兎に角やってみようと発注した。

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待つこと10日でオーダー品が届いた、流石にプロの作品で長さも希望どおりに出来ている。しかし、規格表まで添えて注文したのにニップルは9番ではなく10番太さだった。最初の確認では8か9番しかネジ切りできないと聞いたが、届いた物は9番段付きで実質10番のピッチじゃないか!。なら10番を送って切詰めも可能だった訳だ、何とも釈然としないな。

私は理系だったので数値的なデータで発注したつもりだが、相手は太さに対するピッチの概念が違ったようだ。やはりイヂリアンとして外注は意思の疎通が重要だ、上手く行かないなぁ。

さあ部品が揃ったのでモチベを上げなければね(笑)、でチャチャッとホイルの組替え、当然ながら短く専用に造った品なので全く無理がない。今度は別のリムを選んだが、前のより継目の段差が少なかった、慎重に縦横振れを取り1mm以内には治まった。
 
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気を良くし、また懲りずに扁平タイヤをチョイス、今回を最後の装着にする。今度こそピッチングが出ないはずだ、試走の結果はまあ普通に走れた、短いスポークの影響はやはり硬い感じがした、しなりが減ったが剛性は高まったはずだ。
 
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以前の2交差(上)と今回の1交差(下)を比べる、スポークの角度が全く違うのが解りますか。やっぱこれじゃないとデカ銅鑼に向かんのよ。
 
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これでやっと機械式メーターも組める、以前の100㌔メーターに戻しやっとこの作戦は完了となった。丸2ヶ月も悩みましたが、一般人から見れば何も変化に気が付かない自己満足ですね。
 
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Fホイール交換③

試作ホイールも組め、メーターギヤのフィッティングも採寸できたが、アダプターとゆうかカラーを作らないと合体できない。
 
デカドラムの右側は、15mmシャフトのベアリング外径42mmにダストシールが被せてある。ダストシールの寸法は42X26X7なので、ここのシールを内径32mmのカラーに替えればリテーナーが打ち込めるはずだ、むふふ。

カラーの材質はアルミが望ましいが、空回りしなければゴムでも樹脂でも良いだろう、外径42mm内径32mm厚み5mmあれば良いのだ。ダストシールの内径を広げ接着剤でリテーナーを固定すれば、あとはメーターギヤの内径を15mmに拡大して完成、さて上手く行くかやってみよう。
 
と簡単には行かなかった(笑)、ダストシールを解剖してみたが内径は34mm以上になり削るどころか肉盛りしないとダメ、はい樹脂作戦は敗退(爆)。
 
ここで救世主現る\(◎o◎)/!、つぶやきを聞いたらしく“PG103さん”がこの部品を提供してくれました。勝手に作ったと謙遜していましたが、渡りに船とはこの事でありがたくお受けしました。
 
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高価な砲金製で公差も考えられ素晴しい、更にはこれを打ち込むベアリング用アウターレース叩き冶具?まで用意して頂きました。
 
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リテーナーの深さ5mmに合わせ約2.5mmをハンドグラインダーで削り込み。
 
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塗装して、乾くのが待てずスポーク組んで(爆)リテーナー打ち込み。
 
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もう一つの加工も依頼しました、それはギヤBOXの内径12mmを15mmへ拡大しないと着けられません。この部品は全体がプラスチック樹脂なので熱に弱そうです。
 
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何でも水で冷やしながら1mmづつ広げたそうです、お世話になりましたm(_~_)m。
 
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これで目出度く完成となりました、ワイドリムになったので以前に没にしたミシュラン80/80-14を復活、これで扁平タイヤも活きて使えるかな?。
 
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エアブレード純正のIRC80/90-14より扁平なので全体に小径になりました。
 
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おにぎりメーターを仮に括り付け(爆)、さあ待望のテスト走行にいきましょう。
 
つづく

謝 15000アクセス

気がつけばブログを始めて10ヶ月目に入りました、ごく偏った車種に対する戯言を書き綴っていますが、それなりに訪問者も居るのが不思議な気がします。
 
自主ルールながら、まだ1年半ほどの回顧もUPしないと新ネタに入れません(笑)、最近は自由な休みの時間が少なく、完全な消化不良状態です。
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MDを含むCS系のエンジンを極めて行くと、これらのエンジンに行き着きます。
集めた素材としてはまだまだ数年遊べます、いつまで元気で楽しめるのか?、その方が気になる今日この頃・・・・。
 
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Fホイール交換②

09年、メーターギヤの目処が立ったので次はホイールを組みます。今までのホイールは160mmハブにT90N用のFスポークと同用リムで2交差に組んでいた。このスポークは11番のプレーン(Φ2.9mm)で車格的には細過ぎな印象だった。
 
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今回は既に後輪にも採用しているエアブレード用1.85-14のリムと、T90NのRスポークで組みます、このスポークは10番の段付きで首の曲がり部分から途中までが太く、強度的には11番プレーンより丈夫でしょう。
 
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とここで早くも不具合が、エアブレ用リムのニップル穴は9番!、ヤマハT90NのRスポーク10番の段付き用ニップルは11番と細くスカスカです。止む無く同じ10番プレーンのスズキFB50のRスポーク用のニップルが10番だったので交換しました。しかしこれにしても遊びがあるし何よりスポークが長過ぎニップルからはみ出しました。
 
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邪道ながらニップルの嵩上げに柔らかい真鍮のワッシャーを挟み試作を急ぎました。
 
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この時点で振れ取りまで調整してみました、締め込んで行くと何か変です、スポークは曲がって行くしニップルも空回りするようです。
 
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これじゃダメです、10番段付きスポークも太くハブの鍔に当たり歪んでしまっています。ニップルもネジ山のピッチが違い隙間が偏っているようです
 
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ここで改めて検索しお勉強しました。スポークとニップルの規格を調べ直しました。やはり自転車と同じ英国式のインチ規格がそのままJIS規格にも移行されており、通常のミリネジの理屈では説明できませんね。安易にダイスでネジを切り直そうにもピッチがまったく違うと解りました。
 
更にややこしいのは呼び径です。段付きのスポークは太い方の直径で番手が表記されるのに、細い方の直径でニップルのネジ山ピッチが決まります。なので通常は1サイズ細いニップルになり、呼び#番手だけでは判断できず今回のようにピッチ違いで失敗します。
 
もっとややこしい事は、メーカーによって前後リムの互換性を持たせるためか?、異径ニップルを採用しています。例えば10番内径に合う外径11番ニップル(アンダーサイズ)とか、逆に11番内径に合う外径10番ニップル(オーバーサイズ)などを指します。14吋の郵政車種で言えばHとY車は11番ニップルのリム穴だし、S車は10番ニップルの穴に統一されているようです。
※(追記)訂正します、Y車が11番ニップル・リムなのは99年以前の型で、2000年以降の型から10番に変更されていましたm(_~_)m。
 
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で今度はスズキFB90用の前後スポークを発注、Fが11番プレーンでRが10番プレーンでした。メッキの質は劣りますがニップルは狙いどおり前後とも10番でした。
(長さはヤマハT90の前後と同じ約118mmです)
 
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で先ほどのホイールをバラしてスポークを交換しました、左がFBのF用11番で右がTのR用10番段付きです。10番ニップルが使える事とハブに当たり歪まない太さを優先し左のFB用で組みました。やはり長過ぎで真鍮ワッシャーは同じように挟む必要がありました。
 
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まだこれでもスポークが反っていますが試作品なので良しとします、やはり2交差組みでは無理があります。ここでデータを取り1交差組みのスポーク長さを決めて置きます。いやそれよりも早く機械式メーターの動作確認で走るのが先決でした。
 
つづく

Fホイール交換①

年末から長らく中断していた回顧録を再開します。
 
09年9月、メーターケースをパレット用に更新していたMD104だが、埋め込み式の電気式メーターはスピード・タコとも振動に負け、針の振幅から実用に耐えないと判断した。
 
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やはりMDは逆三角形のおにぎり型機械式メーターに限る、電気式に頼らず14吋のメーターギヤを着ける事にした。ついでにデカドラムのままワイドリム化もやってしまおうと考えた。
 
デカドラムに機械式メーターギヤは“rakuさん”が先駆者でその手法も習っていた。
 
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これはリトルカブのドラム用パネルのギヤ部分のみを切り出し、CB350用ハブに着くように大加工した労作です。当然ながら現物合わせの執念と、膨大な時間を掛けた手作業だったと想像できます。
 
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別に手間を惜しむ気はありませんが、もっと良い方法がないか思案している時に、以前に入手したものの、没にしていたエアブレード用の不良在庫ギヤBOX(笑)が在るのを思い出した。
 
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このリテーナーはCH250用の部番で、国内仕様の車種にも多く使われているのに気がついた、で多くのPLをチェックすると何の事は無いNSR50用も同じであった。なら話は早い、手持ちのNチビホイールに合わせると無加工で装着出来た。
 
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Nチビホイールからリテーナーを外すと、何の捻りもなく軽く打ち込んであるだけだった\(◎o◎)/!。12mmベアリングの外径と同じで深さは5mm、ダストシールを兼ねてギヤBOXを駆動する実に単純明快な構成だったのだ。こんなのでメーターを動かすとはコストダウンも甚だしく、防塵性や耐摩耗性には大きな疑問が残る作りですね。
 
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一方デカドラム右側にはダストシールが入っている、この外径は42mmで15mmベアリングの外径と同じだった。今回使うハブはこのCB175用で今までのCB125用と同形状である、さあ構想は終了だし部品も揃った、後は加工と組み立てだけですね。
 
つづく

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