アマノジャックなイジリアンのDAXと申します。CS系のMDやCTが大好きです、21年からはCT125に夢中でFBも始めました。

2013年08月

CTで“TAKAOさん”の工房へ

13年8月
 
今日は夜勤明けながら、ATCエンジンの検証作業と平行して、ある目的で出動した。
 
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帰宅後久々に青CTで出発、クールメッシュシートと中型風防のテストも出来るな。
 
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昼食はまたマグロ丼のお店へ行った。今回はネギトロも混ざったミックス丼にしたが、マグロの味噌汁付きで700円とは嬉しいね。
 
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さて向かった先は、「ホンダZ」が目印の“TAKAOさん”ガレージでした。
 
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ここは自宅兼工房で、個人の環境としては羨ましい設備です。この日はC100改で遊んでおられましたが、旧車からハイテクまで、氏の作品は独創的で真似できない奥深さが在ります。
 
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早速に本題に入ります、ATCの欠けたエンジンマウントを、TIG溶接での修理お願いしました。
 
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ちょうど時間が空いたらしく、その場で作業に取り掛かってくれました。溶接するとケースが歪むとの事で、先にバーナーで充分に加熱します、熔けそうな部品は事前に外す必要があります。
 
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個人の趣味で持っている事が珍しい、アルゴンを使うTIG溶接機ですが、使い方も独学でマスターしたそうです。
 
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上等な材質のアルミ棒を使って肉盛して頂きました、自然冷却で放置した後は一気に仕上げまで終わらせ、その間1時間足らずでした。
 
“TAKAOさん”ありがとうございました、本当に助かりました。
中々恩返しが出来ませんが、また面白いネタがありましたらお手伝いさせて下さい。
 
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帰りは睡魔に襲われ居眠り運転で危なかった(笑)、白い悪魔やパンダ車も多く退屈しませんでした。メッシュシートカバーと風防の効果もOKでした、さあ後2週間程で新エンジンを完成させられるのか?。
 
頑張れ 俺

ATC125エンジンの検証Ⅴ

13年8月
 
今日も夜勤明けだったが、気力が充実していると検証にも力が入る。2時間程しか仮眠できなかったが、仕事そっちのけで脳細胞の活動はエンジンの事で一杯なのだ(爆)。
 
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さて最後の検証となったが、MD90のキックシャフトをATC125ミッションに組めるのか?の確認を行った。キックギアは22丁であったが、果たしてモジュールと言うかバックラッシュや噛合わせは如何に・・・・。
 
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これがMD90ケースに入っていた状態、ローのカウンターギアは33丁である、当然ながら純正の状態なので引っ掛かりなく普通に回った。
 
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で今回の比較がこれだ、左がATC用32丁で右がMD用33丁である。1丁しか差がないので直径は1mmも違わない、とにかくATC用のケースに組んで当たりを診た。
 
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MD用の33丁なら普通に組めるし抵抗もない、逸る気持ちを抑えながら32丁を組んで診ると・・・・。
 
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特に隙間が大きく噛合わせが緩いとも見えない、何かいいんじゃねぇ~♪。HONDAはこんな互換性まで考えてギアを造っているのかな?、素人考えでは歯数で直径が決まると思ったが、1~2枚の差なら調整可能なのかな??。まあ結論としては、危なげなく使えそうだ、やっと先が見えてきた。
 
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よし、これでATC125エンジンへ、キックスターターを着ける目処が立った。後は使いながら不具合を直して行くしかない、さあ次は溶接をお願いしないと・・・。

ATC125エンジンの検証Ⅳ

13年8月
 
今日は遅出の出勤なので午前中は作業を少々、昨夜に寝ながら考えた方法で分解を再開した。
 
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実はこのシフトドラムの末端が叩いても抜けず中断していたのだが、PLを見直すとネジ込み式の部品と解り、モンキースパナで簡単に外せた^^;。
 
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これでやっとミッションが抜けた。まず最初に両ケースの比較を行ったが、シフトドラムの固定方式が異なったので嫌な予感がしていたのだった。
 
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左の赤○がATC125用で、右の黄○がTRX125用である。シフトドラム末端を支える穴がATCはΦ14mmで、TRXはΦ12mm+ニードルベアリング入りだった。座繰りの深さも微妙に違い、これではATCミッションをTRXのLケースに納める事が出来ないじゃないか(>_<)。
 
ここで気が付いた方は居るかな?、ミッションシャフトの軸受けが、ボールベアリングと片側は旧態依然のメタルで混在している、MD90と同じく進化を止めたシーラカンスだよね。
 
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ドラム側もノギスで測ったが、やはりここで設計変更になっていた、副変速機を廃してスーパーLoとリバースを造る大変更だったからね。
 
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ミッションのギア比は実際に数えて検証したが、ATCとTRXは4速とも完全に同じ歯数であった。CSやCLの4速に比べるとクロスだとも判った、驚いたが1速は稀少な国内仕様のST(マイティーDax)用と同じだった。
 
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これではMD90のキックギアを移植する作戦も危うくなった、33丁に噛むキックを32丁に合わせて上手く噛むのか??。ミッションとシフトドラムごとCSやCD用にする方法もあるが、それは不具合が出た場合に検証しよう。
 
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これらが破損したギアだ、どんな衝撃だったのだろう、即廃車だったのだろうね。ケース内部は割れなかったようなので再使用するしかない。
 
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今回はATC125エンジンを再生するのが目的なので、ATCのシャフトへTRXのギアを入れて後家合わせとし一丁上がり。
 
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捨てた部品と、生残った部品がこちら、まあ勉強になりました(^^)v。
 
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では結論、LケースはこのATC用を溶接肉盛りして再使用するしかない。Rケースは、シフトドラムのストッパーアーム取付ボスが折れたATC用は捨て、同じ形状だったTRX用を使う。ベアリングやOILシールは再使用とし、普通に動くのかのテストを最優先とする。その他の部品は手持ちがあるので、1台分には充分だろう。
 
それにしても、ここまで酷いダメージがあったとは、とんだ食わせ物のエンジンだった・・・(>_<)。

ATC125エンジンの検証Ⅲ

13年8月
 
今日は日曜出勤で1日中カッパを着て過ごした。お天気の日曜は気が滅入るが、雨だと逆に諦めがつく。
 
明日は遅番になったので、帰宅後に作業を再開した、いよいよATC125の1号エンジンも解体するのだ。
 
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ATC125のRケースカバーは見ての通りキックシャフトの穴が無い、外観の鋳型はCTもMDも同じ物に見える。+ビスは錆が多く、何故か2本だけ8mm頭のボルトだがこれが純正らしい。慎重にショックドライバーを使って外したが、泥が詰まって滑り易かった。
 
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まずはスクリーンのチェックだ、何か粒々があるがこれくらいは許せる範囲だろう。
 
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っと何かの金属片を発見!、これは歯車が欠けた残骸のようだ。もう既に嫌な予感で分解を進めるのが恐ろしくなった(>_<)。
 
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ケ-スの内部でカラカラ音がすると気が付いていたが、こっこれは j j j シフトドラムストッパーアームの付根が折れて外れていた(;_;)/~~~。CT110ではこのトラブルをよく聞くが、ATCも同じ弱点があるのだろう。
 
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スプリングはこんな所に落ちて引っ掛かっていた、これは重症かもしれないと冷汗が・・・。
 
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次はクラッチを外そう、この辺はMDやCTで慣れているので特に難しい所はない。
 
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んが!遣ってしまった(>_<)、ここの+皿ビスは鬼門なのでショックドライバーを使ったが、片側は何と+ドライバーのビット先端が捻じ切れ、溝にまんま残ってしまった(大汗)。ドイツ製の工具だったが、ビットはスト●ート製を買い足した物でナマクラであった(爆)。色々と外す方法を試みたが、結局はアルミの部品をへし折って外した。この部品は沢山持っているので短気に進めてしまった。
 
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純正の特殊工具である、クラッチホルダーとロックナットレンチでサクサクと外していった。
 
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プライマリー/ドリブンギアは18×67丁であった、これでCS系は国内ST90以外は全て同じ1次減速比と判明した。
1次側の遠心クラッチはウエイトが36枚も入っており、MD等の28枚より多く低回転からトルクで繋がる仕様なのだろう。
 
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更にケースを割るべく、また+ビスをショックドライバーで確実に外して行った。ここでまた1本の状態が悪く舐めてしまった(>_<)(>_<)。もう嫌だぁ~どうせ左右ケースとも破損品なので叩き割りたくなってしまった。気を取り直しタガネで気長に緩めて何とか外せた(^^)v。
 
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やっとご開帳となったが、極め付けはこれ j j j (;_;)/~~~。砕けて3分割されたミッションギアが転げ落ちた\(-o-)/、こりゃマウントの欠けどころか完全にミッションが逝った大ダメージエンジンじゃないか!。
 
続いてミッションを抜こうとしたが、プラハンマーで叩いても抜けないので、本日は頭を冷やすため強制終了。
 
破損したミッションは2速と3速の部品だったが、手持ちの部品の組合せで修理できるのか???。
 
何かドット疲れが出た、やはり中古で売るようなエンジンは何かありますなぁ、特にアメ公の整備は酷すぎる。
 
明日は午前中が自由な時間なので、寝ながらシュミレーションして策を練ろう、と日記には書いておこう(自爆)。

ATC125エンジンの検証Ⅱ

13年8月
 
奇跡的な連休になったので、早起きをして新エンジンの検証作業をするつもりだったが・・・、気が付けば朝から雷雨だった(>_<)。折角モチベを高めていたのにガッカリで、2度寝してしまった(笑)。
 
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まあ室内での作業もあるので時間はいくらあっても足りないくらいだ、一番嫌いなパッキン剥がしを進めたが、たったこんな部品でも1時間くらい掛かってしまう。
 
所でATC125は、PLやSMにも副変速機の歯数が書いてない、せっかく開けたのでギヤ比の検証も行うのだ。結果的にはHiは直結の1.000で、Loは21/23X27/16=1.541だった。この先も4速ミッションやプライマリーギヤの歯数も記録して行こう。
 
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ドライブスプロケットは14丁が純正だが、CT110の15丁とは互換性がなく、ギヤ比の選択余地が少ない。純正部品が無くなったら一番困る部品だが、まずは走らせるのが先決だ。これは420化に向け428の新品を旋盤で薄く加工してもらった、“PG103さん”やっと使うチャンスが訪れましたm(_~_)m。
 
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でわ、2号エンジンから先に解体を始めよう。これはピストンが焼付き、雑に分解されたエンジンで、欠品だらけなので部品取りにしかならない。雨が止まないので狭いがカーポートの下で作業を開始した。
 
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まずは気になっていたOILフィルターのスクリーンを抜いてみたら・・・、絶句!これは過去最悪に酷い、裏表ビッシリとスラッジが詰まっとる j j j 。これではOILが回らず焼付くわなぁ~、よく診ると植物が枯れた葉とゆうか腐葉土なのか?、おそらく野外で分解組み立てを行ったアメ公の仕業だろう。
 
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このエンジンはTRX125用だが、左右ケースはATC125と同じに見える。ピストンピンはダメージがあったが、クランクやベアリングはガタもなくまだ使えそうだ。
 
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サブミッションへ伸びる長いシャフトは落としたのか曲がっていた、4速ミッションは使えそうだが、CL等の4速とは微妙にギア比が違っていた。これではキックギアの組込みに不安が残る、ATCエンジンの方はまだ分解してないので、TRXとの違いを含めて検証を急がねば・・・・。

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