14年4月末
GWに入ったが休みは極少だろう、ここ数日で新ホイールを組んだのでUPする。
まずは前回の検証で買ったスポーク2種で、1本づつ試作品を造ってみた。
92mmに合わせてマーキングしてクリッパーで切断する、やや長目にし後で調整すれば良い。
長さを合わせながら先端を尖らせて、ネジ切りに噛ませ4本とも慎重に加工した。
左からS車FB50・FB90・Y車T90が元である、首の比較ではOUTはFB90が深く、INはT90が深いと判る。
前回の試作ホイールに今度の2種類を合わせて見たが、92mmでは長過ぎた様でニップル穴に入れ難い、やはり91mmの方が良さそう。ある程度長いスポークだと反らしながら填められるが、これだけ短いと硬くて反らせないのだ(>_<)。
やっと今日は休みになったので大量生産を始めた。残りの68本を91mmに切り先端を尖らせ、1本につき18回転づつネジ切った。往復36回転を2工程続け、延べ5000回転近くも回し続けた(爆)。駒には注油を欠かさなかったが、切れ味が落ち出し、まだ100本ちょっとしか使ってないのに消耗を実感した。
これはネジ切り機のスポーク止め座金だが、鉄同士で接触するので空回りした時にスポークのメッキに傷が入ってしまう。新品のスポークなのに錆発生の原因になり、これは好ましくない。
対策として鉄より柔らかい、アルミや銅のドレン用12mmワッシャーを挟んで試して見た。締め付けトルクが微妙で、緩いと空回りするし、締め過ぎるとワッシャーが変形してしまう。
スポークへの傷防止には効果的だった。アルミは20本足らずで限界、銅は60本分くらい使ったが、消耗品と考え使い捨てした方が良いだろう。
前輪にはC90のFハブにY車用の加工スポークで組んだ、鍔が薄いので首の曲がりもセーフだった。
後輪はプレスのRハブにS車用の加工スポークで組んだ、鍔が厚いので首の曲がりも深い物が必要だ。
銀のアルミリムをテスト組に使うために、点錆スポークのΦ110mmホイールを分解した。これはマルチクリーナーで洗い、鉄リムに組み直して予備ホイールを作る素材に使おう。
午後から5時間も没頭して、前後輪とも完成した。タバコを止めて3年半が過ぎたが、一服をする習慣がなくなり確実に集中力が増したね(^^♪。
金が前輪で銀が後輪だ、長年温めた1交差の2本組仕上げは、この様にスポークの角度やニップルの座りに全く無理がない。Φ130mmハブに14吋のアルミワイドリムを組合すなら、これで決定でしょう(^^)v。スポークの素材としては、Y車の方がメッキが上質なのでお勧めですが、首の曲がり深さはS車用がフィットしました。今後とも流用情報を集めてノウハウを蓄積する必要があります。
今回、私自信はこの組合せは検証のみです、やっと宿題が終わった気分です。スポークのネジ切りも3輪分施工しましたが、鉄のスポークですら苦労するのが解りました。夢のステンレススポークの加工はまだハードルが高いですね、まあボチボチとマスターしましょう。
完