20年4月

疫病の先行きが見えないので、通快以外のバイクは自粛し外出も控えた毎日です。
前にも何度か書いていますが、私は「ゴジラ」世代で小学校低学年から映画館へ通っていました。今は寂びれた街ですが、石炭景気に湧いた昔は国内有数の中都会で娯楽の殿堂でした。

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これは1967年の映画ですが、「ゴジラ」の怪獣映画を見に行くと必ず「若大将」映画との2本立てでした。私は小4でしたがご多聞に漏れず「加山雄三」のファンになり、大学生活に憧れを持ちました。

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その後の再上映で気が付きましたが、このスクーターはラビットS601ですよね。

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代々木の競技場は大学時代に近くを歩いており、時空を超えてフラッシュバックします。

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すき焼き「田能久」の営業車とゆう設定でしょうが、堂々たる風格が小道具の採用基準になったのかな?。テロップも見直しましたがラビットはスポンサーとは違います、カブに駆逐される前の古き良き時代を醸し出しています。

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これも同じく67年ですが、バイクや車が多く観られる楽しい作品だと思います。

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C100らしきカブも写ってますが、やはりラビットです。よく見ると上はS601で、下はS301と小道具は何台か用意されたみたい(笑)。S601は200ccの8吋タイヤで、S301は125ccの10吋タイヤで全く異なる車体ですが、一瞬のシーンなので漢字の屋号違いなど気が付くマニアは稀でしょう(爆)。残念ながら中島飛行機の流れを汲むラビットスクーターはその後完全に廃れました。

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そしてこの映画では日産がスポンサーに入りました、劇中では多くの車を提供しています。

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一方自動車部の合宿との設定で、何故かスズカサーキットのフォーミュラカーも出ます。でもホンダはスポンサーに入っていません?。

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本題のラリーシーンはブルーバードSSS?です、私達が高校の頃はブルースリーなんて呼んだ記憶があります。

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やはりサファリラリーでの活躍を知る世代にはカッコ良く見えます、三菱ランサーよりずっと前の時代です。

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タイヤもライトもノーマルかな?、ハロゲンライトすら知らない時代でした。

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当時は記事にもなり宣伝効果は満点だったのでしょう、その後の69年には「石原裕次郎」ともタイアップした映画もありました↓。

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やっぱ日産でしょう(笑)、昔の映画は観てて意外な発見があり面白かったですよね。

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「若大将」ではフェアレディーSRやR380まで登場し、力の入れ方も当時としては半端なかったと感じます。

つづく